ウクライナとフランス、船舶建造契約に署名

ウクライナとフランスは、ウクライナ国境警備庁のために船舶5隻の建造契約に署名した。建造は、主にミコライウ市で行われる。

11月30日、ウクライナ内務省広報室が発表した

発表には、「11月30日、フランスの造船企業OCEAとウクライナの企業ニブロンがウクライナ国境警備庁のために船舶5隻を建造する契約に署名した。建造は、ミコライウ市に集中されることになる」と書かれている。

発表にはまた、国境警備庁は同様の船舶を計20隻獲得することになり、その内15隻はフランスにて建造されるとも書かれている。12月9日には、最初の船舶の引き渡しがオデーサ市にて行われるとのこと。また、2022年1月には、フランスの専門家とともに、乗員の特別訓練が実施されるという。

内務省は、今回のプロジェクトは2019年のウクライナ・フランス間枠組み協定の署名によって実現されているものだとし、同合意がフランスと欧州の諸銀行による船舶建造への1億3650万ユーロの融資と製造の一部をウクライナで行うことを定めていると説明した。発表には、同プロジェクトにウクライナの企業を関与させることで、それらの企業の能力を欧州のレベルに引き上げることになるとして、その重要性が強調されている。

今回の契約により建造される5隻の船舶は、2023年末までに進水することになるとのこと。