ゼレンシキー大統領、スミス・マイクロソフト社長と会談

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国連総会参加のために訪米中のゼレンシキー大統領は22日、マイクロソフト社長のブラッド・スミス氏と会談し、同社のウクライナでの事業拡大につき協議した。

ゼレンシキー大統領がツイッター・アカウントに書き込んだ

ゼレンシキー大統領は、「私たちはデジタル国家を建設しており、私たちにとって、ウクライナ人のデータがウクライナ領内のクラウドサービスに保存されることは極めて重要である」と発言した。

大統領はまた、マイクロソフト社に対して、ウクライナにおけるデータセンターAzureのインフラを創設への関心を表明した。

大統領府発表によれば、両者はまた、協力深化と共同プロジェクト実現について話し合った。

大統領は、「私たちは、マイクロソフト社のウクライナにおけるプレゼンスの更なる拡大とウクライナのデジタル移行での協力深化に興味がある」と強調した。

さらに大統領は、デジタル化におけるウクライナの達成とウクライナ国内IT市場の発展展望につき説明し、ウクライナにはIT企業にとって最高の税制・法制が作られていると発言した。

両者は、ウクライナの選挙の電子投票システムへの開発や、AI技術を使った商品の開発へのマイクロソフト社の参加について協議を行った。

さらに会談では、ウクライナの政権機関に対する汚職対策プログラム開発、偽情報・サイバーセキュリティ対策での連携についても話し合われた。

ゼレンシキー大統領は、スミス氏をウクライナへの訪問に招待した。

なお、ゼレンシキー大統領は、第76回国連総会本会議に出席するために米ニューヨーク市を訪れている。