ウクライナはIMFの次期融資を11月末〜12月初旬に期待=シュミハリ首相

ウクライナは、国際通貨基金(IMF)の現行の取り決めに従った次期トランシュ7億5000万ドルを、11月末〜12月初旬に受け取れることを期待している。

14日、シュミハリ首相が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

首相は、9月18日からウクライナにてIMFの「最終」ミッションが活動を始めると述べた。同時に、コロナ防疫措置により、協議はオンラインになる可能性が大きいとも指摘した。

また首相は、「ミッションは、現行の協力取り決めに従った次期トランシュ供与への準備における実質的に最終のものとなる。私たちは、IMFとの協力覚書にて定められている全ての条件を履行した。そのため、肯定的な結果のみを期待している。私たちはまた、およそ11月末から12月初旬までの時期に次期トランシュが入ることを期待している」と発言した。

首相は、ミッションの作業終了から通常、IMF理事会の会合に向けた準備に5〜7週間かかり、その間にトランシュに関する最終決定が採択されるのだと説明した。

なお、IMFは、2020年6月、ウクライナに対して18か月にわたり50億ドルの金融支援を行うスタンドバイ取り決め(SBA)を正式に承認している。