ゼレンシキー大統領、楽天の三木谷社長と会談

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、楽天の三木谷浩史社長と会談した。

25日、大統領府広報室が発表した

発表には、「6月25日、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、日本の楽天の創業者、三木谷浩史氏と会談した。同社は、ウクライナでは、Viber(編集注:オンラインメッセージサービス)の所有企業として最も知られている」と書かれている。

また、発表によれば、両者は、楽天のウクライナでのプレゼンス拡大計画、とりわけオデーサ市にあるオフィスの拡張とキーウ(キエフ)市におけるオフィス開設について協議したとのこと。

三木谷社長は、ウクライナは楽天にとっての優先的市場であると述べるとともに、日本からの投資プロジェクトの数を拡大するという考えを支持する用意があると発言した。

さらに、三木谷社長は、ゼレンシキー大統領の「スマートフォンの中の国家」というプロジェクトを賞賛し、Viberがほとんどのウクライナ国民にとって不可欠なアプリケーションとなっていることを踏まえ、同プロジェクトにおいても密接に協力したいとの意向を表明した。

発表には、会談の終わりには、ゼレンシキー大統領は、三木谷社長に対して、国家投資評議会のメンバーに加わるよう提案した。なお、最近、同評議会の議長として、ITビジネス出身のダヴィド・アラハミヤ氏が任命されている。

写真:president.gov.ua