クチマ元ウクライナ大統領、NATO加盟路線決定は自身の成果の1つと指摘
ウクライナのクチマ第2代大統領(1994〜2005年)は、自らの2期目の大統領任期中に、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)加盟に向けて外交政策を転換したことを喚起した。
クチマ氏がウクルインフォルムとのインタビューの際に発言した(リンク先はウクライナ語)。
クチマ氏は、「1997年にウクライナ・NATOパートナーシップ憲章に署名した際、私はすでにNATOとのより緊密な接触を希求していた。そして、1999年の(編集注:2期目の)大統領就任式で『新しい大統領の姿を目にすることになる』と約束した際に、準備していた変化の1つが、ウクライナのNATO(加盟)路線の採択のことだったのだ」と指摘した。
同氏はまた、2002年5月に国家安全保障国防会議(NSDC)が、ウクライナによるNATOの正式加盟の実現という課題を正式に設定したことを喚起した。
なお、2002年5月23日、国家安全保障国防会議(NSDC)は、ウクライナによるNATOの正式加盟実現を初めて国家の戦略的目標として定める決定を採択していた。同路線は、その後ユシチェンコ政権下でも維持された。
しかし、2010年7月、当時のヤヌコーヴィチ大統領の主導で、「内外政策基本原則法」が採択され、ウクライナの非軍事ブロック地位が規定された。
ウクライナはその後、尊厳革命(マイダン)と2014年のロシアによる侵略開始後、非軍事ブロック地位を放棄し、NATO加盟路線に回帰している。2019年2月7日、最高会議(国会)はウクライナ憲法にEU及びNATO加盟に向けた国家の不可逆的な戦略路線を規定した。