ベラルーシでは兵器の移動や国境への軍の集結は確認されていない=ウクライナ国境警備庁
ウクライナ国境警備庁のデムチェンコ報道官は20日、国境警備隊はベラルーシ領内での兵器の移動や国境への軍の集結を記録していないと発言した。
デムチェンコ国境警備庁報道官がテレビ番組出演時に発言した。
デムチェンコ氏は、「軍の集結はない。2022年から、ベラルーシは特定の方面に自軍部隊を留めている。当時、ベラルーシはウクライナからの何らかの行動を予期した上で、自国の安全強化が目的だと主張していた。なお、ウクライナがベラルーシを脅かしたことは一度もなく、そのような行動を行う計画もない。したがって、ベラルーシが以前から国境方面に維持している部隊は存在する。それらはローテーション、交代、それらの移動は行われているが、これらの部隊の増強さえ生じていない」と発言した。
また同氏は、国境付近への兵器の移動も起きていないと指摘した。
同氏は同時に、「以前彼ら(編集注:ベラルーシ)は、情報面で煽りながら、正にウクライナとの国境の方面に南部作戦司令部を創設すると発表していた。その一環で、陣地や訓練場、進入路の整備が行われている可能性はある」と述べた。
その上で同氏は、いかなる挑戦や脅威にも適時に対応できるよう、ベラルーシ領内で起きていることは、ウクライナの情報機関、国防省、国境警備庁の部隊が注視していると指摘した。
また同氏は、「現在、ロシアはベラルーシ領からの再侵攻を実施できるような歩兵部隊を含む大規模な戦力を同国領内に維持していない」と強調した。
他方で同氏は、より重要な方面からウクライナの戦力をベラルーシとの国境方面へと引き付けることなどを目的とした、何らかの挑発行動が行われる可能性は排除できないとも述べ、「そのため、注視し、ベラルーシ領からの全ての挑戦に対応し、この方面の要塞化を継続している」と伝えた。
その際同氏は、ベラルーシとの国境に隣接するウクライナのヴォリーニ州、リウネ州、ジトーミル州、キーウ州、チェルニヒウ州で、工兵による障害物の構築(要塞強化)が継続されていると報告した。