ウクライナは防空ミサイルの不足について常に諸国に喚起しなければならない=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は16日、ウクライナは防空システム用ミサイルの供給問題を常に喚起し、調整しなければならないと発言した。
ゼレンシキー大統領がオランダ・ミデルブルフ訪問中のイェッテン蘭首相との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「ウクライナのことが誰にも忘れられないよう、私たちは常に会合を開き、関連事項を調整しなければならない。残念ながら、ウクライナは自分でもそのことを喚起しなければならない。私たちにPAC3ミサイル(編集注:防空システム「パトリオット」のミサイル)が不足していることは、基本的に知られている。しかし、どの国にも自国の国内問題がある。そのため、これは日々の活動であり、私たちが行っている生き残りをかけた日々の闘いなのだ」と述べた。
また同氏は、今回のオランダ訪問中にも適切な支援についての話を行ったとし、「私たちは、全体的な調整及びウクライナへのさらなる支援のために、関連のシステムやミサイルを保有している他の国々、『パトリオット諸国』とでも呼ぼう、その国々と階段するためのフォーマットを見つけられるかどうか、同僚たちとも別途話し合った」と述べた。
さらに同氏は、「私たちは弾道ミサイルに対するシステムや、私たちが保有しているものについても話した。今日、私たちのシステムは毎日稼働しており、非常に良好に機能している。90%以上の目標が撃墜されている。対弾道ミサイルは大きな不足状態にある。私たちには迎撃機があり、『F16』があり、防空システム『パトリオット』『アイリスティー』『ナサムス』といった他のシステムもある。私たちは全てを撃墜している」と述べた。
その際同氏は、4月16日のロシア軍による大規模航空攻撃の際、「F16」及び他のシステムはかなり良好にその性能を発揮し、特にロシアが攻撃に用いた全ての巡航ミサイル及び600機以上の無人機を破壊したと指摘した。
同時に同氏は、「しかし、私たちには対弾道ミサイルが不足しているのだ。当然、そのことについては首相とも話した。オランダは既に何度もこれらのミサイルで私たちを助けてくれたが、残念ながら、毎日このような弾道ミサイルによる攻撃があるため、私たちは毎日このことについて話さなければならないのだ」と強調した。
これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、15日朝から16日朝にかけて同国に対して、自爆型などの無人機659機と弾道・巡航ミサイル計44弾で航空攻撃を行った。ウクライナ空軍は、その際発射された弾道ミサイル「イスカンデルM/S400」は19弾で、その内ウクライナ防空戦力が撃墜できたのは8弾のみと報告していた。
またウクライナ空軍のイフナト報道官は、16日未明のロシア軍の大規模航空攻撃につき、戦術航空隊の活動により巡航ミサイルを100%撃墜することに成功しているとしつつ、他方で、弾道ミサイルをより効果的に撃墜するためには防空システム「パトリオット」用のミサイルがさらに必要だとコメントしていた。
写真・動画:大統領府