ウクライナは「タウルス」より効果的な長射程兵器をすでに生産している=メルツ独首相

ドイツのメルツ首相は26日、ウクライナは現在、ドイツの支援も受けながら、長射程兵器を生産しており、それはドイツが提供可能な少数のミサイル「タウルス」よりも遥かに効果的だと発言した。

メルツ首相が独議会での演説の際に発言した。

メルツ氏は、「…私がそれを述べたのはドイツ軍の兵器庫に、ウクライナへ供与可能な、機能するミサイル『タウルス』が十分に存在すると予想していた時の話だ。現在、ウクライナは自国で製造した長射程兵器を保有している。それは部分的に私たちの支援によるものであり、私たちが供与し得る比較的少数の『タウルス』よりもはるかに効果的だ」と発言した。なお同氏は、ロシアによる爆撃が続いた場合のウクライナへの「タウルス」供与に関する自身の以前の約束についての質問に答える形でコメントした。

さらに同氏は、「ウクライナは現在、かつてないほど良好に武装されている」と指摘した。

同氏は加えて、「確かに深刻な財政難があり、そのため私たちは現在、追加の兵器によって問題を解決しようとはしていない。兵器はあるが、その兵器が今後も生産され続けられるよう、ウクライナのために資金を動員しなければならない。ウクライナは今日、この戦争が始まった当時に議論していた内容と比較して、技術的にはるかに、はるかに、はるかに前進している」と述べた。

また同氏は、ハンガリーによる900億ユーロのEUの対ウクライナ融資の妨害に関する質問に答える形で、オルバーン・ハンガリー首相を巡る状況はEUの歴史において前例のないものだと強調した。同氏はその際、「(編集注:EU加盟)27か国のうち1か国が全てを妨害しているということは、EUの歴史において新しいことだ。あらゆる協力を避け、拒否権を行使するだけの加盟国がいるのであれば、私たちはもはやEUでは行動することができない。残念ながら、それがハンガリーという国家だ。中期的にこの問題を解決できることを願っているが、それは極めて困難な課題だ」と指摘した。