露はウクライナがどの兵器を保有しているか把握しており、「トマホーク」との組み合わせを恐れている=ゼレンシキー大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は17日、ロシアは米国製ミサイル「トマホーク」を恐れており、同ミサイルを他の兵器と組み合わせることが、ロシアに対する強力な抑止要因となり得ると発言した。

ゼレンシキー大統領がワシントンでのトランプ米大統領との会談後の記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「私は、ロシア人は『トマホーク』を恐れていると思っている。彼らは戦慄している。なぜなら、それは極めて強力で、致命的な兵器だからだ。そして、彼らは、私たちが保有している兵器のこと、私たちが何を生産しているかをすでに把握しており、『トマホーク』との一緒にどのような勝利の組み合わせとなり得るかを理解しているのだ」と発言した。

また同氏は、米国と欧州が共同でウクライナを支援することの重要性につき、「私たちにとって米国の支援、トランプ大統領の支援は非常に重要だ。同様に、欧州首脳の支援も重要だ。私たちは、それを何らかの形で分けてしまいたくはない…。私たちは、欧州と米国の間に団結があることを望んでいる」と強調した。

同氏はさらに、ウクライナは、米国を加えた3者のものを含め、ロシアとのどのような交渉フォーマットへの準備もあることを改めて認めた。その際同氏は、「私はオープンだ。二者間のものにも、三者間のものにもオープンで、そもそもあらゆる会談にオープンだ。私は、この紛争を終わらせるのに役立ち得るあらゆるものにオープンである」と発言した。

同氏はその他、その他の国々からの信頼できる安全の保証の必要性を強調し、「私たちには強力な安全の保証が必要だ。(中略)戦争終結後、プーチンが新たな侵略で私たちのところへ戻ってくることがないよう、然るべき安全の保証がなければならない」と訴えた。

これに先立ち、ゼレンシキー大統領とトランプ大統領がホワイトハウスで会談を行っていた。