無人機は脅威、私たちはウクライナと共に対抗していく=スホーフ蘭首相
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オランダのスホーフ首相は6日、(ロシア側からのものと見られる)無人航空機による脅威が増大しているとし、これらの課題に対抗するためにより緊密な国際協力が必要であると強調し、その活動においてウクライナが重要な役割を果たすだろうと述べた。
キーウを訪問したスホーフ首相がゼレンシキー宇大統領との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
スホーフ氏は、「無人機は、すでに今日の現実の問題だ。私たちは、特にウクライナと、技術開発において非常に緊密に協力しなければならない。同時に、私たちは非常に批判的かつ注意深くあらなければならない。この1、2年で、技術は極めて急速に発展しているのだ」と発言した。
同氏はまた、無人機は今日の問題であるだけでなく、特に人工知能の技術と組み合わさった場合に、未来の挑戦でもあると指摘した。
その際同氏は、「大きな問題は、『今は無人機』だということだ。しかし、無人機が人工知能と組み合わさった場合、次の段階はどうなるだろうか? それは極めて危険な組み合わせとなる可能性がある。そして、私たちはそれに備えなければならない。これは、NATO、EUの枠組み内で、ウクライナと共に、国際レベルで緊密に協力する必要があることを意味する」と強調した。
同氏はそして、オランダは現在、無人機技術の制御と防御システムの開発において、EU内の主導的な国だと発言した。