欧州には無人機脅威の増大に対応する覚悟がある=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は2日、欧州諸国には無人航空機の脅威の増大に対して対応する覚悟があると発言した。
ゼレンシキー大統領がコペンハーゲンで開かれた第7回欧州政治共同体首脳会議後の記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「欧州安全保障にとってもっとも重要なことは、政治的意志だ。そして、それこそが主要な議題だった。私たちは無人機の脅威増大に然るべき手段で対応するという欧州の覚悟を感じている。ロシアの無人機はあまりに遠くまで入り込んだのだ」と発言した。
また同氏は、ウクライナは敵の無人機との戦いの経験を共有する準備があるとし、ウクライナ軍人はすでにその目的でデンマークに滞在していると伝えた。
同氏はそして、「私は、今日の会合が、無人機に対する共同防衛のアイデアを強化することを期待している。それは、『無人機の壁』ないし対無人機『ドーム』かもしれないが、しかし、アイデアは変わっていない。個々の国が、どのような無人機攻撃、ロシアが毎日の攻撃でウクライナに対して生み出している脅威からも守られねばならないというものだ。」
また同氏は、共同の努力のみが安全を保証できるとも強調した。
写真:大統領府