欧州はロシアからの偽情報と情報操作で溢れている=フォンデアライエン欧州委員長

欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は7日、欧州はあらゆる手段でEU内外に影響を及ぼして、欧州へのコントロールを確立しようとしているロシアの脅威を理解しており、EUはロシアに対抗することで、自らとウクライナを守っていると発言した。

フォンデアライエン欧州委員長がポーランド南部カトヴィツェで開催された欧州経済会議の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

フォンデアライエン氏は、「今ウクライナで起こっていること、ウクライナの戦士たちが戦っている目的は、私たちにも関わることである。(中略)それは、欧州の国境を変える戦争であり、欧州の戦争であり、ウクライナの独立の破壊の話である。それがEU、原則に従って機能する国際システム全体との戦いであることも覚えておこうではないか」と強調した。

同氏はまた、プーチン氏は帝国と権威主義の復古を望んでいると指摘し、「彼は、私たちの大陸における支配を望んでいる。そして、それは、何らかの理論的な脅威ではなく、彼が宣言しているオープンな目的なのだ」と発言した。また同氏は、ポーランドはその脅威を最もよく理解しており、EUの人々はポーランドの声をよく聞かねばならないと補足した。

さらに同氏は、欧州は現在ロシアからの偽情報と情報操作で溢れかえっているとし、それはウクライナの支援を弱体化を目的としたものだと指摘した。過去数週間でEU加盟国に対する多くのサイバー攻撃、偽情報、ハイブリッド攻撃が観察されており、長期的なスパイキャンペーンも見られると伝えた。

そして同氏は、「それらの攻撃は全て、私たちの社会を分断し、内部から行動し、私たちの国境を攻撃することが目的だ。だから連帯が重要なのだ。私は、その脅威へ対応する上で、常にEUを支持している。なぜなら、EUこそが、ウクライナと欧州を守りつつ、私たちの法の支配を守る準備があるからだ」と発言した。

また同氏は、EUはウクライナを必要な限り支援し続けていくと明言した。

さらに同氏は、欧州委員長職に再選した場合、自身は防衛問題担当欧州委員を任命すると強調した。同氏は、同委員の課題は、EU加盟国の最も現代的な防衛産業を支援し、発展させ、さらに欧州がどれだけ外部からの侵略に対する防衛への準備があるかを示す白書の発表となると説明した。