「兵站と技術」 シルシキー新宇軍総司令官、新しいポストでの課題に言及

ウクライナ軍の新たな総司令官に任命されたオレクサンドル・シルシキー氏は9日、同職での課題を強調した。

シルシキー総司令官がテレグラム・チャンネルで伝えた

シルシキー氏が挙げた課題には、前線における最新兵器のニーズを考慮した全ての軍指揮統制機関、組織、編隊、部隊の明確な行動計画、武器の合理的な再配分、戦闘課題の遂行と部隊再生のバランスの維持、戦場での新しい技術的解決策の導入が含まれている。

同氏は、あらゆるレベルの本部の課題は、前線のニーズを例外なく全て把握し、全ての地点の状況を認識することだと指摘した。

その際同氏は、「アイデアや計画の策定や成功裡の実現にとって決定的なのは、軍指揮統制機関の人員の資質だ」と発言した。

さらに同氏は、軍人の生命と健康がウクライナ軍の主要な価値であることを強調した。また同氏は、それゆえに、戦闘課題遂行と兵員の教育・訓練を強化しながら部隊・分隊の再生の間でバランスを維持することは、これまで以上に重要だと指摘した。

シルシキー氏は、別の課題として、新しい技術的解決策の導入と無人機や現代的な電子戦機器などの成功体験の拡大を挙げ、それは解放戦において勝利を築く将来のベクトルの1つだとの見方を示した。

そして同氏は、「戦闘遂行の手段と手法の変化と恒常的補完のみが、この道における成功達成を可能とさせる」とし、当然ながら、理想的な後衛の存在は、戦争における全体の成功の主要な要素の1つだとも補足した。

また同氏は、自身がこれまで率いてきた陸軍と作戦戦略部隊集団「ホルティツャ」の同僚に対して謝意を伝えた。

これに先立ち、これに先立ち、同日ゼレンシキー大統領は、ザルジュニー氏の解任とシルシキー氏の新総司令官への任命を発表していた。