米国、ウクライナへの新たな安保支援パッケージを発表 総額3億2500万ドル

米国は13日、ウクライナに対する総額3億2500万ドルの新たな安全保証支援パッケージを発表した。

ブリンケン米国務長官の声明が発出された。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ブリンケン氏は、「バイデン大統領が私に委任した権限の下、私は、ウクライナへの40回目の資金拠出を許可し、総額3億2500万ドルの米国の武器・装備の提供を保障する」と発言した。

また、米国防総省広報室は、今回の支援パッケージの内容を公表した

今回米国がウクライナに提供する武器・装備のリストは以下のとおり。

防空システム「ナサムス(NASAMS)」の追加弾薬

防空システム「スティンガー」

高機動ロケットシステム「ハイマース」の追加弾薬

155ミリ・105ミリ砲弾

歩兵戦闘車「ブラッドレー」15台

装甲兵員輸送車「ストライカー」10台

対戦車ロケットシステム「ジャベリン」

TOW対戦車ミサイル

AT4対装甲システム

小火器弾薬・手榴弾2200万発以上

障害物除去用弾薬

戦術的安全通信支援装置

これを受けて、ゼレンシキー宇大統領は、ツイッター・アカウントでバイデン米大統領に謝意を伝えた

ゼレンシキー氏は、「バイデン米大統領に対して、新たな防衛支援パッケージにつき感謝している。総額3億2500万ドルの武器と軍事技術品は、正に今ウクライナ防衛戦力が必要としているものだ。友好的な米国の人々の一貫した支持とロシア侵略者に一時的に占領されている領土の解放への効果的な支援を評価している。一緒にウクライナの領土一体性を回復し、独立を維持し、民主主義を守っている」と強調した。