オランダは米英デンマークとウクライナへの戦闘機F16供与を協議=ルッテ蘭首相

オランダのルッテ首相は、ウクライナへの戦闘機F16供与の可能性を検討しており、パートナー国と協議を行っていると発言した。

ロイター通信が報じた

ルッテ氏は、ブラジル・サンパウロ訪問時に、「私たちは、デンマーク、英国、その他複数欧州諸国、また米国と共に集中的にF16について協議している」と発言した。

同時に同氏は、これまでのウクライナへの榴弾砲や戦車の提供決定時と同様に、F16に関してもまずは全てのパートナーと合意に至らなければならないと伝えた。

そして同氏は、「協議は続いている」と発言した。

その他同氏は、9日のブラジルのルーラ大統領との会談時にも今次戦争におけるウクライナの防衛の必要性について協議すると述べた。同氏は、「私たちは、この戦いにおいてウクライナを支援しなければならない。プーチンがウクライナで成功を収めてしまったら、私はそうなるとは思っていないが、(その場合)彼はそこで止まることはないだろう。人々は、アムステルダム、ブラジル、パリ、欧州全体で自らの安全について怯えているのだ」と発言した。

これに先立ち、ルッテ蘭首相は、4日、ゼレンシキー宇大統領のハーグ訪問時に、同国はパートナー国とウクライナへの戦闘機F-16の供与案に取り組んでいるとし、本件にタブーは見ていないと発言していた。同日、ゼレンシキー氏は、ルッテ首相の他、ドゥ=クロー・ベルギー首相とも会談していた。