「戦闘機F-16のウクライナへの供与にタブーはない」=ルッテ・オランダ首相

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オランダのルッテ首相は4日、同国はパートナー国とウクライナへの戦闘機F-16の供与案に取り組んでいるとし、本件にタブーは見ていないと発言した。

ルッテ首相がハーグを訪問したゼレンシキー宇大統領とドゥ=クロー・ベルギー首相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ルッテ氏は、ウクライナへのF-16供与に関してタブーはないと発言し、「私たちは、パートナーたちと集中的に取り組んでいる。ベルギー、英国、デンマーク、その他の国とともに、何らかの形でその議論を帰結させるためだ。私たちはまだそこに達していない。それは機微な問題であり、私は、それを以前戦車『レオパルト2』に関して見てきたし、私は以前それをフランスの榴弾砲でも見てきた。私たちが共通の結論に達するには時間が要る。しかし、現在榴弾砲はウクライナにあり、戦車『レオパルト2』もウクライナに運び込まれているのだ」と発言した。

なお、ゼレンシキー大統領は4日、オランダ・ハーグを訪問している。ゼレンシキー氏は、国際刑事裁判所(ICC)を訪れた他、侵略戦争を裁くための法廷設置を訴える演説を行い、またルッテ・オランダ首相とドゥ=クロー・ベルギー首相と会談を行なった。