米国、ウクライナに歩兵戦闘車「ブラッドレー」提供を検討=報道

バイデン米政権は、ロシアの侵略からの防衛を支援する一貫でウクライナへと歩兵戦闘車「ブラッドレー」を提供することを検討している。

米ニュースサイト「ブルームバーグ」が報じた

関係者は、本件の最終決定はまだ採択されていないと発言した。

ホワイトハウスの報道官は匿名で、米国は常にウクライナ側とロシアからの防衛に必要な能力について連絡を取っているとしつつ、現時点では発表する準備のある新しい情報はないと発言した。

元ホワイトハウスの国防予算分析官で、現在戦略国際問題センター所属のマーク・キャンシェン氏は、ブラッドレーは実質的に軽戦車であり、地上戦闘能力を著しく高め得るものだと発言した。

同氏は、「これまで供与されてきたM113と異なり、ブラッドレーは強力な25ミリ砲とTOW対戦車ミサイルを搭載した重武装型である。いくつかは旧式でアップグレードを必要とするものの、米国は多くのブラッドレーを保有しており、在庫面での問題はない」と指摘した。

報道では、ウクライナ側が現在同盟国に対して、戦車、長射程ミサイル、装甲車、防空システムの提供を要請していることが喚起されている。