ウクライナは提供された火砲でロシアの侵攻の試みを阻止している=米国防省

米国防省は、米国が提供した約90台の榴弾砲M777を含む、西側の武器を装備したウクライナの火砲部隊が、ウクライナ領におけるロシアの侵攻の試みをほぼ全て阻止していると発表した。

13日、米国防省の高官による電話記者会見の際に説明があった。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

同人物は、「ウクライナの火砲は、(シヴェルシキー)ドネツ川の渡河の試みを含め、さらなる領土を制圧するというロシアの努力を阻止している」と指摘した。同時に同氏は、ロシア側はまだ東部ドンバス地方での攻勢を再開しようとしているが、しかしながらウクライナ軍の行動が「彼らの軍の統率能力に影響をもたらして」おり、また彼らの増強の受け取りも影響を受けていると発言した。その点で同氏は、ウクライナ軍が新たに受け取った武器により、戦闘遂行の効果の著しい向上を示していると強調した。

また同氏は、「私たちがウクライナの砲兵から榴弾砲M777に関して受けている感想は、非常に肯定的である」と発言した。

さらに同氏は、ハルキウ州イジュームとドネツィク州スロヴヤンシクの間で激しい戦闘が起こっているが、ロシア側が特に進展を達成できていないと伝えた。しかしながら、ロシア側はポパースナでは西に若干進むことができたとも指摘した。

同時に同氏は、ウクライナの専門家は新たな武器の習得訓練を受け続けており、その中にはM777の他、攻撃型無人機も含まれていると伝えた。