英外相、NATO事務総長と露のウクライナ侵略を協議

トラス英外相は28日、ストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長と電話会談を行い、ロシア連邦のウクライナに対する侵略について協議を行った。

トラス英外相がツイッター・アカウントに書き込んだ

トラス氏は、「ストルテンベルグNATO事務総長とロシアによる対ウクライナ侵略について話し合った。私たちは、ウクライナを支持するNATOの決意が固いこと、侵攻はロシアにとって深刻な代償をもたらすこと、あらゆる対話はウクライナの主権を完全に尊重た上で行われなければならないことで同意した」と書き込んだ。

これに先立ち、ロシア連邦外務省は17日、ロシアと米国、及び、ロシアと北大西洋条約機構(NATO)の間の合意文書案を公開していた。同案には、ウクライナのNATO非加盟要求が含まれている。

ウクライナ外務省は、ロシア連邦外務省の要求に関して、ロシアがエスカレーションを止め、自らが始めたウクライナ東部の国家間紛争を止めることが、大陸における最善の安全の保証となると指摘している。

また、ドイツ政府は、ロシア連邦による安全保障要求につき、独仏宇露4国からなるロシア・ウクライナ紛争解決協議フォーマット「ノルマンディ・フォーマット」にて協議することも可能だとの考えを示している。

20日、サキ米大統領報道官は、NATOとウクライナの関係は、ウクライナとNATOの30の同盟国のみが定めるべきものだと改めてコメントしている。

写真:Getty images