ウクライナ軍、東部でロシア国民戦闘員を拘束 露占領軍はOSCE監視員を軟禁

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10月13日、ウクライナ東部の統一作戦作戦圏にてウクライナ側がロシア国籍の戦闘員を拘束。これを受け、17日、ロシア占領軍の戦闘員は、ドネツィク州被占領下ホルリウカに滞在する欧州安全保障協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)の要員の移動を「戦闘員解放まで」認めないと述べている。

13日、三者コンタクト・グループ(TCG)ウクライナ側は、フェイスブック・アカウントにて、ロシア武装集団の構成員を拘束したと発表した。発表には、「本日(13日)、TCG会合の最中に、ロシア武装集団があからさまな挑発行為を行った。10時45分頃、JCCCとの印を付けた武装集団が地雷除去作業のふりをして、ウクライナ軍が去った後の配置地点の諜報活動を行った」と書かれている。そして、ウクライナ側は、ルハンシク州の未開通通過検問地点「ゾロテー」の占領地側開通のための作業の一環として、明確に定められた移動経路、ウクライナ軍配置地点方面への移動限界地点を定めた上で、ロシア武装集団側による地雷除去活動実施のための安全保証を与えていたと伝えた。

TCGウクライナ側は、その際にウクライナ軍の即応グループが、ロシア武装集団の軍人の1人、ロシア連邦国民のアンドレイ・コシャク氏(1978年生まれ)を拘束し、武器・弾薬を押収したと伝えた。

その後、同人物は、2010年にウクライナ刑法に従った重罪を犯した容疑がかけられている人物だと発表された。

この拘束を受けて、17日、ロシア武装集団は、被占領下ホルリウカのOSCE・SMMのパトロール拠点からの移動の妨害を開始し、SMM要員の滞在地点であるホテルからの移動を禁じた。その際、SMMの17日付スポット報告によれば、武装集団は、SMM要員に対して、「ウクライナ軍が10月13日にゾロテーの引き離し地点にて拘束したと発表されている、武装集団要員が解放されない限り、ホテルを立ち去ることは認められない」と伝えたという。

19日、OSCE議員総会のダニエラ・ドゥ・リダー特別代表が武装集団によるSMMの移動禁止を非難する声明を発出した

さらに、SMMは、19日付日報により、被占領下ドネツィク市のSMM要員が滞在するホテルが20〜60人の人物による「抗議活動」により封鎖されていると伝えた。

また、ロシア連邦外務省は19日、ザハロヴァ報道官のコメントとして、ウクライナにてロシア国民のアレクセイ・コシャク氏が拘束されたことを認め、ウクライナ側に対して、コシャク氏の所在を伝え、ロシア領事のアクセスを保障するよう要請した。