ウクライナ統一部隊、ロシア占領軍の民間施設の砲撃跡公開

写真

ロシア占領軍は、ウクライナ東部コンタクト・ライン近くの自治体タラムチュークに対して、ミンスク諸合意が禁止する兵器を使って砲撃を行なった。

13日、統一部隊広報室が共同管理調整センター(JCCC)ウクライナ側の情報を参照し、フェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、「2021年7月13日、7時40分から8時25分の間、ドネツィク州にて、傭兵たちは被占領下自治体シフナリネから、タラムチュークに対して、122ミリ口径榴弾砲を用いて対象を定めた砲撃を行なった。占領者たちは、合計30発以上の砲弾を放ち、その結果、民間の建物と変電施設が損壊、これによりヤブルネヴァ通りとシローカ通りにて停電が生じた。幸いなことに、民間人は誰も負傷していない」と書かれている。

タラムチュークの砲撃被害の様子 写真:統一部隊

統一部隊は、占領軍は、意図的に挑発的砲撃を行なっており、禁止された兵器を使用した違反件数が増えていると指摘した。また、その際には、「ロシア人を守るため」「反撃を行なっている」といったロシアのナラティブを利用していると説明されている。