ゼレンシキー宇大統領、キーウでストルテンベルグNATO事務総長と会談 ウクライナ防衛支援基金設置案につき協議

ウクライナのゼレンシキー大統領は29日、キーウを訪問したストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長と会談し、その際NATOによる1000億ユーロ相当のウクライナ防衛支援基金の設置につき協議を行った。

ゼレンシキー大統領がストルテンベルグ事務総長との共同記者会見時に発言した。

ゼレンシキー氏は、「今日、私たちは、5年間1000億ユーロ規模のウクライナ防衛財政支援特別基金の設置に関するイェンス(ストルテンベルグ氏)のイニシアティブにつき協議した」と発言した。

また同氏は、同盟国の間ではそのようなイニシアティブを実現する可能性が確かにあると述べ、さらにウクライナにとっては、そのような基金の設置の詳細が非常に重要だと指摘した。

その際同氏は、「重要なのは、それが私たちの安全保障協定で言及されている二国間の(支援)額によるものではないことだ」と強調した。

写真:ウクライナ大統領府