米国、60億ドルの対ウクライナ追加安保支援を発表

米国のオースティン国防長官は26日、米国は60億ドル相当の新しい武器システムの製造のためにウクライナの安全保障を促進するコミットメントを負うと発表した。

オースティン国防長官がウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)後に発表した。

オースティン氏は、「私は今日、私たちのウクライナ安全保障促進イニシアティブの一環で、60億ドル相当の追加コミットメントを発表できることを嬉しく思う。それにより、私たちは、米国の産業からウクライナのための新しい能力を得られるようになる」と発言した。

また同氏は、これは米国が供与した安全保障分野の支援パッケージの内最大のものであると強調した。

オースティン氏は、「それには、『ナサムス(NASAMS)』と『パトリオット』システム用の極めて重要な迎撃ミサイルが含まれる。より多くの無人機とその他装備も入る。大量の榴弾砲砲弾と地対空ミサイルもだ」と発言した。

米国防総省広報室が公表した、新たな支援内容は以下のとおり。

・防空システム「パトリオット」用追加弾薬

・防空システム「ナサムス」用追加弾薬

・西側防空ランチャー、ミサイル、レーダーをウクライナの防空システムに統合するための設備

・対無人航空機システム用機器・システム

・レーザー誘導ロケットシステム用弾薬

・多目的レーダー

・対砲兵レーダー

・高機動ロケットシステム「ハイマース」用追加弾薬

・155ミリ・152ミリ口径榴弾砲砲弾

・精密空中弾薬

・無人航空機システム「スイッチブレード」「プーマ」

・武器・装備牽引用戦術車両

・解体用爆薬

・ウクライナの無人航空機システム製品やその他の能力の支援用部品

・小火器・追加小火器弾薬

・訓練・保守・維持活動用の付属品とサポート

これに先立ち、24日、米国は、新たに10億ドル相当の対ウクライナ安全保障支援パッケージを発表していた