国家汚職対策局と国営防衛企業が汚職犯罪情報交換の覚書に署名

政権高官の汚職犯罪に特化して捜査を行う国家汚職対策局(NABU)と国営防衛企業「ウクルオボロンプロム」社は、汚職犯罪情報交換覚書に署名を行った。

23日、NABU広報室が伝えた

署名を行ったのは、シートニクNABU局長とフォメンコ・ウクルオボロンプロム総裁代行。覚書には、連携の方向性と双方の義務が記載されているという。

発表によれば、シートニクNABU局長は、同覚書により迅速な情報交換が可能となり、ウクルオボロンプロム内の汚職捜査を効果的に行えるようになると指摘した。フォメンコ・ウクルオボロンプロム社総裁代行は、NABUとの協力は、戦略的国営企業の活動に秩序をもたらすことを可能とすると発言した。

なお、NABUは、国内防衛産業の汚職犯罪捜査にて、10件以上容疑で30名を裁判所に起訴している。その中には、国家に8850万フリヴニャ以上の損失をもたらした国防省の高官、「スペツテフノエクスポルト」社、リヴィウ装甲戦車工場、アヴィアコン工場の幹部が含まれている。

写真:NABU