OSCE監視団、停戦合意発効後5日間の違反件数を225件と報告

東部情勢

欧州安保協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)は、7月27日0時01分の停戦合意発効後から31日19時30分までの停戦違反件数を225件と発表した。

8月1日付SMM日報にて報告されている

日報には、「7月27日0時01分から報告期間終了時までに、SMMは計225件の停戦違反を記録した」と書かれている。

SMMは、違反内容を具体的に、爆発44件、未判明弾薬1件、銃器による集中・単発射撃180件だと報告した。

また、SMMは、7月27日ににマルインカ(政府管理地域)の住民が負傷したと伝えている。

報告書には、「7月28日、30代男性がSMMに電話にて、7月27日正午頃、男性が母とマルインカの自宅庭で作業をしていた時、銃撃と頭上を飛ぶ銃弾の音を聞いたと伝えた。その数秒後、彼が隠れようとした時、爆発を聞いたという」と書かれている。

男性によれば、近くに駐留していたウクライナ軍の医療班が彼をマルインカの医療施設に運び、そこから救急車でクラホヴェの病院に搬送されたとのこと。

写真:OSCE