ロシア占領者は進攻の試みにつきウクライナ側を断罪=統一部隊

東部情勢

ロシア占領軍側は、18日の朝のウクライナ統一部隊配置地点への進攻の試みの後、ウクライナ側こそが進攻しようとしたと非難している。

統一部隊作戦本部が伝えた

発表には、「ウクライナ軍は、国際法の戦闘行為実施に関する要件に従い、相手側の尊厳に期待しつつ、人道面での相手側の要請を受け入れた。しかしながら、敵は、戦地で敗北した後、自らの敗北を隠蔽することを決め、拙速に準備した声明を発出し、ウクライナ側が進攻を試みたとして、断罪した。敵の声明の内容は全て、彼らが茫然自失となり、情勢が制御できていないことを示している」と書かれている。

統一部隊本部は改めて、ウクライナ側はミンスク諸合意を履行するとの基本に一貫してもとづいており、武器を最初に使うことは決してないと強調した。

なお、露タス通信は、ロシアが支援する「LPR」側がウクライナ側の発表を認めておらず、ウクライナ軍が武装集団側の配置地点に接近しようとし、また砲撃を行なってきたとして、ウクライナ側を非難していると報じている

これに先立ち、統一部隊作戦本部は、18日朝から、ルハンシク州ノヴォトシキウシケ、オリホヴェ、クリムシケ、ヴィーリニー集落周辺にてロシア連邦占領軍からウクライナ統一部隊側への進攻が行なわれ、ウクライナ軍人1名が死亡、4名が負傷したと発表していた。

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、18日朝のウクライナ東部におけるロシア占領軍の攻撃につき、ドンバス和平プロセスを破綻させる試みだと指摘している。