【東部情勢】OSCE監視団、9月22日、約500の停戦違反を記録

9月22日、欧州安全保障協力機構ウクライナ特別監視団(OSCE/SMM)は、ウクライナ東部ドンバス地方にて停戦違反を約500回確認、とりわけドネツィク州にて爆発を約100回、ルハンシク州で5回確認した。

23日発行のSMM日報に記載されている

日報の表によれば、SMMは9月21、22日とも約500回の停戦違反を確認している。

日報には、ドネツィク州につき「SMMは、9月21日の夜から22日の夜にかけて、停戦違反件数の減少を確認。とりわけ、爆発数が前観測期間より減少した(約100回)」と書かれている。

その際、約28%の停戦違反がピシチェヴィクから南南東にて、約25%がスヴィトロダルシク(政府管理地域、ドネツィク市から北東57キロ)から東南東にて、約17%がホルリウカ(非政府管理地域、ドネツィク市から北東39キロ)から北西にて確認されたとのこと。また、約9%の停戦違反がデバリツェヴェ(非政府管理地域、ドネツィク市から北東58キロ)から北西にて確認され、同地点にて39回の爆発が確認されたと報告されている。

ルハンシク州については、5回の停戦違反が確認されたと報告されており、全ての停戦違反は、クリャキウカ(政府管理地域、ルハンシクから北西38キロ)に設置されたカメラにて、南南西方面で確認されたと報告されている。

図表:SMM日報