米国はウクライナの軍事支援に3億9000万ドル拠出する=ゼレンシキー大統領

ゼレンシキー大統領は、米国に対して、対ウクライナ軍事支援を決めたことに謝意を述べた。

13日、ウクライナ大統領府が伝えた

大統領は、キーウ(キエフ)で開催されているヤルタ欧州戦略会議(YES)の際に「米国関係に関して言えば、私は、ウクライナ、我が国主権、領土一体性への恒常的支援につき感謝したい」と発言した。

大統領は、ドナルド・トランプ米国大統領と話をしたことを喚起し、「彼は、私の勝利につき常に祝福してくれていた。その後、私たちは、米国がウクライナへの2億5000万ドルの軍事支援を一時的にブロックしたと聞いた。しかし、私たちは、その結果が変わるまで、何の反応もしなかった。今、私は、米国との間には素晴らしい関係があると述べることができる。なぜなら、止められていた2億5000万ドルではなく、1億4000万+2億50000万ドルの支援が行われることになったからだ。そのため、私は、私たちが真に正しい方向に進んでいると思っているし、私たちの米国との戦略的パートナーシップは正しい関係だと思っている。私は、この支援に感謝している」と発言した。

大統領は、近々9月中にトランプ米国大統領との会談が行われることへの期待を表明した。

なお、これに先立ち、12日、在米ウクライナ大使館が、ウクライナの防衛・安全保障強化を目的として、国務省と国防省が予算を確定した支援プログラムにつき、ホワイトハウスが支援実施を認めたことを伝えていた。

とりわけ、2019年の米国国防省予算から2億5000万ドル、国務省から「国際軍事資金供与」プログラムにて1億1500万ドル、また2018年度予算からも同プログラムで2650万ドルが拠出されることになった。支援総額は、3億9150万ドルとなる。この支援は、兵器・軍事技術品の購入、ウクライナ軍能力向上を促進するサービス提供を目的としたものである。