保安庁、モトール・シーチ社による工作準備の可能性を捜査

保安庁(SBU)がモトール・シーチ社による工作準備のおそれ、国家反逆罪の可能性につき裁判前捜査を行っていることが判明した。

4日、SBUがラジオ・スヴォボーダ通信による問い合わせに回答した

SBUの回答には、「刑法典第14条の1、第113条、第11条の1に則った犯罪の兆候につき、裁判前刑事捜査を実施している。具体的には、国家・防衛にとり重要な意義を持つ『モトール・シーチ』社の破壊を目的とした工作準備、及び、『モトール・シーチ』社代表者による、軍用品・軍民両用(デュアル・ユース)技術の供与を通じたウクライナに対する破壊活動実行に際してのロシア連邦への支援供与の事実の捜査である」と書かれている。

なお、2019年7月、SBUは、「モトール・シーチ」社の企業グループが2年間にわたりロシアが支援する武装集団「DPR」の活動に資金供与していたと発表していた。

また、2018年4月には、SBUは、「モトール・シーチ」社工場への破壊工作の可能性の捜査を行っていると伝えていた。