ドンバス収穫期停戦:一切の攻撃を禁止することで初めて合意=作業部会代表

ウクライナ東部ドンバス地方において7月21日から始まる停戦合意には、あらゆる攻撃の禁止が初めて記載され、禁止に違反した場合の責任追及が定められていることが明らかになった。

18日、ロマン・ベズスメルトニー三者コンタクト・グループ(TCG)政治問題作業部会ウクライナ代表が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ベズスメルトニー代表は、「いわゆる『パンの停戦』については、7月21日午前0時01分に攻撃を無期限に禁止するとの合意に至った。加えて、文書、声明には初めて、あらゆる攻撃を禁止すると書かれており、攻撃した人物の責任についても記載されている。更に、停戦について双方が公の場で声明を出すことも定めている」と発言した。

同代表は、それはつまり、双方が攻撃を行わないという無期限の義務を公の場で負うことになるのだと説明した。

同代表はまた、「私たちの立場は、その(停戦)期間は最大限長くならねばならない、もしかしたら永久となるかもしれない、というものである」と強調した。

加えて、同代表は、2016年秋の時点で合意に至っていた場所についても、兵器・人員の撤収組織の作業を行っていき、人々がコミュニケーションを取れるようにするという合意が達成されたと伝えた。

更に、同代表は、TCG会合では、それらの領域において、民間人への脅威を最小化すべく、更なる地雷の設置を止めることを議論したと伝えた。

これまでの報道にあるように、7月17日、ミンスクにおいてTCG会合が開かれ、参加者が7月21日午前0時からの停戦につき合意に至ったことが伝えられていた。

また、2016年9月21日、TCG参加者は、3地点の兵力等引き離しに関する枠組み合意に署名している。3地点とは、ゾロテー、スタニツャ・ルハンシカ、ペトリウシケ・ボフダニウカ。