カナダ政府、ウクライナ軍人の訓練を2022年まで継続することを決定

カナダ政府は、現在「UNIFIER」という作戦で実施しているウクライナ軍人の訓練を2022年3月まで継続することを決定した。

18日、カナダ国防省が発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

カナダ国防省は、「カナダ政府は、ウクライナにおけるカナダ軍の軍事訓練ミッションであるUNIFIER作戦を2022年3月末まで継続する」と発表した。

また、発表では、ウクライナは自らの安全保障・国防問題において重要な進歩をしているが、同時に、同地域における恒常的な不安定要素により、カナダの軍事ミッションは引き続き重要であり、関心をもたられていると指摘されており、「UNIFIER作戦の一環で、カナダ軍は、今後も、ウクライナ軍人の訓練を継続していくとともに、ウクライナ軍とその他ウクライナの治安機関の能力の構築を支援していく」と指摘されている。

また、カナダ国防省は、UNIFIER作戦は、ウクライナの広範な改革課題を促進し、ウクライナにおける民主主義、人権、法の支配の発展に向けたカナダ政府の努力を支援するものであると説明した。

なお、カナダのUNIFIER訓練ミッションでは、2015年から、約200名のカナダ軍人がウクライナ軍人に近代戦闘の訓練を行っている。過去4年間で、この訓練を受けたウクライナ軍人は1万人以上にのぼる。

今回のUNIFIER延長の発表は、2015年に同ミッションが開始してから2度目のものであり、一回目は2017年初頭に延長と活動範囲拡大の発表が行われていた。