【インフォグラフィック】クリミアの軍事化

2014年春、クリミア住民のいくらかは、ロシアの到来から、給料や年金の増加だけでなく、クリミア半島が人気な観光リゾートとなることを期待していた。実際には、ロシアの観光客とともに、ロシア軍人もやってくることになった。4年間、クリミアは、巨大な軍事基地のようになっている。「グリーンメン」と呼ばれたロシア兵の数は、約3万2000名にまで増加、航空機は122機、軍艦は71隻、地対空ミサイル・システムは16基、潜水艦は7台となっている。さらに、クリミアには、もしかしたら、核兵器が格納されているかもしれない。2016年の秘密格納庫「フェオドシヤ13」だけでなく、ロシアの軍艦上もあり得る。

ウクルインフォルムのインフォグラフィックは、ウクライナ外務省の国連による非公開プレゼンテーションの情報と、ウクライナの公開情報分析グループ「Infonapalm」による2014~2018年の分析結果を反映させている。これにより、ロシアによる被占領下クリミアの軍事化状況が垣間見られるであろう。

(編集注:OSINTとは、公開されている合法的にアクセス可能な情報の突合せ調査分析のこと)