選挙介入問題:米国サイバー軍、第一回対ロシア・サイバー作戦を開始
アメリカのサイバー軍は、ロシアによる選挙介入と偽情報拡散防止を目的とする第一回作戦を開始した。
23日、アメリカのニューヨークタイムズ紙が報じた。
報道には、「アメリカのサイバー軍は、ロシアの個別の作戦実行者を対象としている。これは、彼らに選挙介入を目的とした偽情報の拡散をさせないようにするためである」と書かれている。
最近実施されているサイバー作戦は、アメリカが、11月の中間選挙・議会選挙をはじめ、国内選挙の保護を目的に、国外を対象として行う最初の作戦であるとのこと。
同紙の情報源によれば、ロシア特殊部隊の作戦実行者に対して、何かしらのメッセージが送られているとのこと。それが電子メールを用いてなのか、または何かしらの別の通信チャンネルを通じてなのかは、明確にされていない。
また、アメリカ・サイバー軍は、同盟国・パートナー国において「ロシアによる政府ネットワーク侵入の試みを防ぐための」防御を高めるために、自国専門家を欧州各国にも派遣しているとのこと。
これまでの報道では、アメリカ下院情報委員会は、ロシアが2016年大統領選挙へ介入したとする情報機関の結論を認めていた。