ポロシェンコ大統領、統一部隊に対し、武装集団からの攻撃にはあらゆる武器での対応を命令

ポロシェンコ大統領は、ウクライナ東部ドンバス地方の統一部隊作戦司令部に対し、ウクライナ兵士の生命を守るため、攻撃に対してはあらゆる手段を使って応じるように命令した。

11日、ポロシェンコ大統領が、フメリニツィキー州訪問時、ウクライナ国軍旅団、国家警護隊、国境警備隊の司令官と会談した際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

同大統領は、「防衛や効果的な反撃といった、あらゆるシナリオへの準備をしておかなければならない。私たちは、統一部隊作戦圏での挑発に乗ってはいけない。しかしながら、ウクライナ兵士の命を守るためなら、あなた方が所有している全ての力と手段を反撃に使用することを許可するとともに、そう命令する」と発言した。

また、大統領は、自らの要求はウクライナの大地をわずかたりとも明け渡さないことであり、同時にウクライナ兵一人一人を守ることを要請するとともに命令すると強調し、「私たちは、多くの被害を対価として勝利するというソ連的手法で戦う権利を有していない。軍は、数や大量の血で戦うのではなく、質とプロフェッショナリズムで戦わなければならない」と強調した。