ステファニシナ前駐米ウクライナ大使に汚職犯罪容疑通知
5日、ウクライナの高等反汚職裁判所では、汚職犯罪容疑が通知されたオリハ・ステファニシナ元副首相・前駐米ウクライナ大使の未決囚予防措置を決めるための公判が始まった。検察側は裁判所に対し、ステファニシナ氏への措置として、1531万2000フリヴニャの保釈金を科すよう求めた。
フロマツィケが報じた。
検察官は、ステファニシナ氏が逃亡するリスクがあると主張し、特に、同氏が高位の公職に就いてきたことから、在米大使として逃亡を助け得る人脈を獲得した可能性があると指摘した。
ラジオ・スヴォボーダは、特別汚職対策検察(SAP)のリバルキン検察官は休廷中に、ステファニシナ氏には不正蓄財と2つの不正資産申告という、計3つの容疑が通知されたと説明したと報じた。
同検察官は、不正蓄財の件は、捜査当局の見解では親しい友人を通じて購入されたとされるキーウの住宅団地「ファイナ・タウン」の2戸の住宅に関するものだとし、不正蓄財の疑いがある金額は1390万フリヴニャに上ると述べた。同氏は、刑事法典上、不正蓄財の条文は最高で10年の禁錮刑を定めていると指摘した。
ステファニシナ氏は、これに先立ち、「私には隠すものは何もなかったし、今もない」と発言し、容疑の通知は有罪の確定を意味するものではないと主張していた。
ラジオ・スヴォボーダはまた、反汚職裁判所での同日の審理の際、ステファニシナ被告は、SAP検察官が提示した1330万フリヴニャという保釈金額は高すぎると発言したと伝えた。米国からウクライナへの帰国や裁判手続き自体が自らにとって財政的負担となっているとし、裁判所に対して保釈金の減額を求めた。
ステファニシナ氏は、「検察側が私のもとにあると考えている架空のお金をもってしても、私自身の資金で提示された額の保釈金を納付することは不可能である。また、たとえそのような手段を見つけたとしても、家族の生活を支えることができなくなってしまう」と発言した。
同氏はまた、米国での外交任務終了後にウクライナへ帰国することを決断したと強調し、「手続上の行為、容疑通知措置、裁判日程の指定に関する要請に対して、必要な迅速さをもって対応した」と述べた。
Стефанішина розплакалася, розповідаючи, що не матиме за що утримувати родину із заставою у 13 млн грн.
— hromadske (@HromadskeUA) August 5, 2026
Відео: Ірина Сітнікова / hromadske pic.twitter.com/QnkQXC8qxM
動画:フロマツィケ(X)
これに先立ち、ゼレンシキー大統領は3日、ステファニシナ氏を駐米ウクライナ大使の職から解任していた。ステファニシナ氏はそれ以前、欧州・欧州大西洋統合担当副首相の職に就いていた。
ウクラインシカ・プラウダによる調査報道では、国家汚職・犯罪獲得資産摘発・捜査・管理庁(ARMA)がキーウの労働組合会館を管理する企業を指名した際、その企業がステファニシナ氏の元夫と関係している可能性があると報じていた。
ステファニシナ氏は、自身は元夫の活動には関与していないと主張していた。
トップ写真:フロマツィケ