ゼレンシキー宇大統領、2名の地方軍行政府長官を解任
ウクライナのゼレンシキー大統領は2日、セルヒー・ハイダイ・ムカチェヴォ地区軍行政府(ザカルパッチャ州)長官とアンドリー・ユルチェンコ・ルビージュネ市軍行政府(ルハンシク州)長官を解任した。
大統領府ウェブサイトに8月2日付関連指示第98/2025rpと第99/2025rpが公開された。
また、これに先立ち、2日、ゼレンシキー大統領は、クリヴォノス国家汚職対策局(NABU)局長とクリメンコ特別汚職対策検察(SAP)長と面会し、最高会議(国会)議員、地区と市の軍行政府長官、国家警護隊軍人の参加する汚職犯罪の摘発に関する報告を受けたことをテレグラム・アカウントで報告していた。
ゼレンシキー氏は、「汚職対策機関の活動に感謝する。汚職に対してはいかなる寛容もあってはならず、汚職摘発のための明確なチームワークと最終的な公正な判決のみがなければならない」と書き込んだ。
同氏はその際、汚職対策機関が独立して活動することが重要であり、先週木曜日に採択された法律が汚職と真に闘う上でのあらゆる能力を汚職対策機関に保証していると指摘した。
これに先立ち、NABUとSAPは2日、現職の最高会議議員、地区・市の軍民行政府のトップ、および国家警護隊の軍人が、無人機と電子戦機器を過度に吊り上げた価格で購入していた汚職犯罪事件を摘発していた。