保安庁、シャリー親露政党党首に国家反逆罪容疑を伝達

ウクライナ保安庁は16日、親露ブロガーで「シャリー党」を率いるアナトリー・シャリー氏に対して、情報分野においてウクライナの国家安全保障へ損害を加える違法な活動を行なった容疑を伝達した。

SBU広報室が公表した

発表には、「捜査官は、同氏が情報分野においてウクライナの国家安全保障へ損害を加える違法な活動を行なっていたことを確信している。アナトリー・シャリー氏が外国の機関の発注を受けて活動していたとみなす根拠がある」と書かれている。

容疑は、刑法典第111条1項(国家反逆罪)と第161条1項(平等権侵害罪)に従った刑事捜査の中で、キーウ(キエフ)市検察の管理の下で伝達されたとのこと。後者の項目は、民族・人種・宗教的対立・憎悪の掻き立て、民族的名誉・尊厳への侮辱行為に関するものだと説明されている。

なお、2020年11月、SBUは、シャリー氏に関する刑事捜査を開始したことを発表していた。

また、インターネット上の情報では、現在シャリー氏は、国外に滞在していることがわかっている。