昨年の違法渡航者9000人以上摘発=国境警備庁

ウクライナ国境警備庁は、2020年に同庁職員が摘発した違法移民を約9250人と発表した。

27日、国境警備庁広報室が発表した

発表には、ウクライナへの滞在ルールに違反したことで拘束された人物は8000名を超えると書かれている。その内、4340名は空港の国境検問地点で摘発されたとあり、国籍別では、ロシア連邦国籍者が最大で1008名、これに続き、モルドバ籍872名、アゼルバイジャン籍645名、ジョージア籍642名、ハンガリー籍623名、トルコ籍535名、アルメニア籍312名、ルーマニア籍278名であったと発表された。

また、入国審査時に潜在的違法移民として入国を拒否した人物は5000名を超えるとある。空港での入国拒否事例が最も多く2960件。国籍別では、ロシア連邦籍1477名、トルコ籍1427名、インド籍272名、モルドバ籍216名、アゼルバイジャン籍206名であったと発表された。

違法な国境通過により拘束された人物は、1067名。国籍別では、モルドバ籍206名、トルコ籍131名、アフガニスタン籍62名、ロシア連邦籍62名、バングラデシュ籍58名、インド籍56名であったと書かれている。

また、欧州連合(EU)加盟国との国境では、691名が違法移民として拘束されており、とりわけ、ポーランドとの国境で263名、スロバキアとの国境で217名が拘束されたと発表されている。

写真:国境警備庁