内閣事務局の幹部、賄賂要求で拘束

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国家捜査局捜査官は、閣僚会議(内閣)事務局のうちの一課長を250万フリヴニャの賄賂要求・獲得により拘束した。

4日、国家捜査局がウェブサイト上で発表した

発表には、「最新情報では、閣僚会議事務局の幹部が、仲介人関与の上で、企業活動を行なう主体の代表に対して、250万フリヴニャを要求。賄賂は、行なわれている建設事業を認め、譲渡すること、裁判訴訟を取り下げることの文書への署名のためであった」と書かれている。

国家捜査局は、同人物が200万フリヴニャを受け取った際に、現場でその人物を取り押さえたと発表している。現在、拘束した人物への容疑文伝達の作業と未決囚予防措置の選択が行われているとのこと。

また、同日、オレクシー・ホンチャルーク首相は、自身のテレグラム・チャンネルにて、本件についてコメントした

首相は、「たった今、国家警察の戦略捜査局職員が、国家捜査局とともに、閣僚会議事務局の一つの課の課長を200万フリヴニャの賄賂要求・獲得により拘束した」と伝えた。

ホンチャルーク首相は、2019年10月に政府が「新しく国家警察の地域横断部隊『戦略捜査局』を設置した」とし、その目的は、ウクライナ全土の犯罪率低下、組織的形態を持つ犯罪、犯罪組織、犯罪権威、「法の中の犯罪」との体系的闘いだと述べ、今回の拘束につき、戦略捜査局の職員に対して謝意を伝えた。

また首相は、「ビジネスから金を要求する汚職者の居場所は国家機関の中にはない」と補足した。