ウクライナ警察、クリミアとの通過検問地点にて元「クリミア自警団」戦闘員を拘束

南部ヘルソン州と被占領下クリミアを繋ぐ通過検問地点「チョンハル」にて、ウクライナ警察官は、違法武装集団「クリミア自警団」に加わっていた人物を拘束した。

10日、クリミア自治共和国・セヴァストーポリ市国家警察総局(編集注:ウクライナ政権)が発表した

発表には、「警察は、1月8日、通過検問地点『チョンハル』にて、男性を拘束。同人物は、被占領下クリミア半島から行政境界線を越境しようとしていた」と書かれている。

警察は、同人物が2014年に違法武装集団「クリミア自警団」に加わり、ロシア連邦によるクリミア自治共和国の占領を支援していたことを明らかにしたと伝えた。

その上で、警察は拘束した同人物に容疑文を伝達。この元戦闘員には、刑法典第260条5項(法律により定められていない武装集団の活動への参加)が定める容疑がかけられているとのことであり、想定される刑罰は最大15年の禁固刑だと伝えられている。

1月9日には、ヘルソン市裁判所が、同人物への未決囚予防措置として逮捕措置を選択したとのこと。

写真:警察広報室