検事総長、武装集団の「国民投票」を組織した人物を拘束したと発表

検事総局と保安庁(SBU)が、以前「DPR中央選挙管理委員会委員長」を自称し、2014年5月に違法な「DPR国民投票」を組織・実施したロマン・リャーヒン(露語:リャーギン)氏を拘束した。

14日、ルツェンコ検事総長が自身のフェイスブック・アカウントに書き込んだ

検事総長は、「検事総局とSBUが『DPR中央選挙管理委員会委員長』を拘束した。この人物は、2014年5月にいわゆる『DPR国民投票』を組織・実施した人物である。リャーヒン氏は、国家反逆罪の容疑がかかっている」と書き込んだ。

なお、これに先立ち、2019年3月、SBUが実施する違法武装集団参加者の刑事責任を免除するプログラム「家へ戻っておいで」を利用し、リャーヒン氏が政府管理地域へ入ったとの情報が流れていた。SBUは、この情報を公式には認めていなかった。

リャーヒン氏は、2014年5月11日の「DPR国民投票」の際に「DPR中央選挙管理委員会」の「委員長」であった人物であり、オレクサンドル・ザハルチェンコ氏が「DPR首長」に選出されたと発表した人物である。2014年5月16日から9月26日までは、「DPR労働・社会政策相」を担い、同年9月26日からは再び「DPR中央選挙管理委員会委員長」となっていた。

2016年4月、ザハルチェンコ「DPR首長」(当時)はリャーヒン氏を「職務と相容れない活動に関係している」として解任していた。