国家汚職対策局、国鉄ウクルザリズニツャ社幹部等7名に汚職容疑を伝達

国家汚職対策局(NABU)の捜査官は、国鉄ウクルザリズニツャ社幹部7名に対し、9328万フリヴニャ横領の容疑を伝達した。

17日、NABU広報室が発表した。

発表には、「捜査により、容疑者は、2015年12月から2017年3月にかけて、国営企業『ウクルザリズニツャ』の子会社を仲介者にして意図的に高い価格を設定して分岐機の調達を実施、これにより、容疑者はウクルザリズニツャ社の支社『生産保障センター』支部の資金を約9328万フリヴニャ横領したことを摘発した」と書かれている。

容疑が伝えられた人物は、分岐機生産局長、同第一副局長、架空企業の創設者兼総裁、仲介企業の総裁、ウクルザリズニツャ社生産保障センター支部職員3名とのこと。

また、発表には、本件捜査は、2017年6月に開始されたものであること、また7名中3名を拘束したことも伝えられており、現在、予防措置の選択が行われているとのこと。

また、本件への更なる関与者の摘発も進められていると書かれており、NABUは、今回の汚職スキームの組織者とみなされる、最高会議(国会)議員の存在を指摘するとともに、現在、同人物の議員不可侵権の剥奪と刑事責任追及を可能とするための提案が準備されているところであると発表した。