「誰がハンジュークさん殺害を依頼したのか?」:キーウ市民、内務省前で亡くなった活動家の追悼を実施

キーウ(キエフ)市内の内務省の建物近くで、4日に亡くなった活動家のカテリーナ・ハンジュークさんの追悼が行われた。

4日午後7時の追悼開始時点で200名弱の活動家が集まっており、その後も参加者の数は増えていった。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

建物前には、ろうそくやランプ等が置かれ、約10名の人が「誰がハンジュークさんの殺害を依頼したのか?」「誰がハンジュークさんを殺したのか?」と書かれた赤いプラカードとハンジュークさんの肖像写真を掲げた。

目撃者によると、当初、活動家と治安機関の間でいざこざが生じたとのこと。治安機関側は、今回の集会は「市民秩序の侵害」であると述べたとのこと。

また、同日、「生きて帰って」基金がフェイスブックで伝えたところでは、この「誰がハンジュークさんの殺害を依頼したか?」の集会は、ヘルソン、リヴィウ、リウネ、ハルキウ、スロヴヤンシク、ジトーミル、ウジホロド等の町でも開催されたとのこと。

同基金は、「集会の目的は、捜査を進めさせること、ヘルソン市長の補佐官であり、活動家であり愛国者であったカテリーナ・ハンジュークさんの殺害に罪のある人物に責任を負わせるよう、治安機関を行動させることにある」と書かれている。

これまでの報道にあるように、11月4日、活動家であり、ヘルソン市議会職員であったカテリーナ・ハンジュークさんが病院内で死亡した。ハンジュークさんは、7月に硫酸をかけられて入院していた。享年33歳であった。

これまで、ウクルインフォルムが報じたところでは、7月31日、ハンジュークさんに対して、身元不明の人物数名が硫酸をかけた。その結果、ハンジュークさんは、全身火傷を負い、とりわけ、視力を一部失っていた。ハンジュークさんには、キーウにて10回以上の手術が行われていた。

ハンジュークさんへの攻撃の実行犯は、ヴィクトル・ホルブノウ、セルヒー・トルビン、ヴォロディミール・ヴァシャノヴィチ、ヴヤチェスラウ・ヴィシネウシキー、ミキータ・フラブチュークの5名であり、全員が拘束されている。