ロシアはウクライナの政権中枢部への新たな攻撃を準備している=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は15日、同国の情報総局がロシアによるウクライナへの新たなミサイル・無人機攻撃の準備を示す文書を入手したと伝えた。その攻撃の対象予定となっているのは、20近くの政治中枢及び軍事拠点だという。
ゼレンシキー大統領がウクライナ軍参謀本部、国防省情報総局、対外情報庁、保安庁の幹部たちとの会議の後にXアカウントで報告した。
ゼレンシキー大統領は、「国防省情報総局の専門家たちが、ロシアによるウクライナへの新たなミサイル・無人機攻撃、とりわけ彼らが言うところの『意思決定中心部』への攻撃の準備を示す文書を入手した。その中には、具体的には約20の政治拠点、軍事拠点が含まれている」と伝えた。
またゼレンシキー氏は、ウクライナ側はこの情報を考慮に入れたとしつつ、「しかし、ロシア首脳陣に対して特別に言及しておくべきなのは、ウクライナはやはりロシアではないということだ。戦争の明確な首謀者と、その人物が現実から乖離していることを支えている長年の側近たちのいる侵略国とは異なり、ウクライナの防衛の源泉は、自国の独立と自立した国家のために戦うというウクライナ国民の準備なのだ」と指摘した。
そして同氏は、ウクライナ人は他のいかなる国の人々とも同じように、自国の主権を享受するに値すると強調した。同氏はその際、「国民を打ち負かすことは不可能だ。ロシアは、何をもってさらにウクライナを恐れさせるかを模索するのではなく、自らの戦争を終わらせ、尊厳ある和平について交渉する必要がある」と伝えた。
同氏はその他、同日の会議の際には、現在の戦争とウクライナの町や村への攻撃に応じた、ロシアへのさらなる長距離制裁の目標の設定についても話し合われたと報告した。
同氏はさらに、「ウクライナは、私たちの人々の命を奪う攻撃の1つ1つについて、侵略国に報わせる。私たちは、ロシアの石油産業、軍事生産、そしてウクライナとウクライナ人に対して直接戦争犯罪を犯している人物に対して、完全に公正に応じている。ウクライナの利益を守るための献身について私たちの戦士たちに感謝し、強力な長距離制裁システムの構築に携わっている全てのウクライナの組織に感謝している」と書き込んだ。