ロシアが停戦を破った=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は6日、同日10時の時点で、ロシア軍が砲撃、襲撃の試み、航空攻撃、無人機の使用など、計1820件の停戦体制の侵害を行ったと発表した。

ゼレンシキー大統領がXアカウントで報告した

ゼレンシキー氏は、「本日時点で、ロシア側が停戦体制を侵害したと認めることができる。軍及び情報機関による今晩の報告結果に基づき、私たちの今後の行動を決定する」と伝えた。

また同氏は、前日(5日)のドニプロ、ザポリッジャ、クラマトルシク、その他の自治体に対する残虐な攻撃の後、ロシア軍は6日に入ってからも活発な戦闘行為とテロ攻撃を継続していると指摘した。

同氏はそして、「ロシアの選択は、停戦及び命の保護への明らかな拒否だ」と主張した。

さらに同氏は、前線の主要な地点全てでロシア軍による襲撃が続いており、6日午前中だけで、ロシア軍が既に約30件の襲撃を行い、70弾以上の航空爆弾を使用した20回以上の空爆が確認されたと報告した。

同氏は加えて、昨夜ロシア軍が様々な型の無人機による攻撃も行ったとし、ウクライナ防衛戦力は自爆型無人機だけで約90機を撃墜した、またミサイル攻撃もあったと伝えた。

その上で同氏は、「総じて、朝10時の時点でロシア軍は、砲撃、襲撃の試み、航空攻撃、無人機の使用など、計1820件の停戦体制侵害を行った」と強調した。

同氏はまた、モスクワの軍事パレード期間中の「停戦」を求めるロシア側の執拗な要請を考慮して、ウクライナは鏡のように(同様に)行動すると表明していたことを喚起した。

その上で同氏は、「全面戦争と日々の殺人が続いている最中が公の『祝典』には不適切な時期であることは、全ての普通の人々にとって明白だ。ロシアは現在続いている自らの戦争を終わらせるべきだ。インターネットが遮断され通信が妨害されていても、ロシア人の大半にとって、自国の首脳陣が防空壕から出て平和を選択できることは完全に明らかなはずだ。私たちの外交的な提案はロシア側へ届いており、唯一必要なのは、ロシアによる真の平和へと向かう準備である」と主張した。

これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は4日、ウクライナは5月6日からの停戦を宣言していた。

また、ロシア国防省は、5月8、9日に大祖国戦争記念ソ連国民勝利祝賀を記念した停戦を行うと一方的に発表していた。

写真:大統領府