英国情報機関は現在の戦況を過去10か月でウクライナにとって最良と評価=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は3日、前線の状況は引き続き困難であるものの、英国の情報機関の分析によれば、過去10か月でウクライナにとって最良の状態にあると指摘した。
ゼレンシキー大統領が記者団とのやりとりの際にウクルインフォルムの記者による前線の状況に関する質問に答える形で発言した。
ゼレンシキー氏は、「水曜日に自分の情報機関による報告と英国の情報機関による分析があった。私は前線の状況に関するMI6の見解を受け取った。具体的には、現在ウクライナにとって過去10か月で最良の状況があるというものだ。これが彼らの結論であり、全てのパートナーたちがそれを目にしている。私たちの領土の占領と奪還(編集注:を巡る状況)を考慮すると、現在はわずかにプラスに転じており(編集注:奪還する領土の方が多い)、約20平方キロメートルを解放した。総じて前線は維持されている。したがって、英国の情報機関の結論は、状況は困難であるが過去10か月で最良だ、というものなのだ。これは公正な結論である。これを確保している全ての部隊に感謝している」と発言した。
さらに同氏は、シルシキー軍総司令官から定期的に報告を受けていると述べ、特に最近、ロシア軍は霧を利用して襲撃を活発化させていると伝えた。同氏はその際、ロシア軍は今後日照時間が増え、晴天の日が多くなれば、気づかれずに行動できる機会が少なくなることを理解しているため、霧が出ている時にグループで「浸透」を試みているのだと指摘した。
同氏はまた、ウクライナ軍はポクロウシク方面及びフリャイポレ方面での敵の戦力集結を確認していると伝えた。
加えて同氏は、「彼らが3月に望んでいた攻勢は、私たちの軍の行動によって阻止された。そのため、現在ロシア人は単に襲撃行動を強化しようとしている。今のところ、大規模な脅威は見ていない」と指摘した。
写真:大統領府