今年のロシアの予算赤字は1000億ドルだが、石油販売で補填される可能性あり=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は14日、今年のロシアの予算赤字は1000億ドルだが、制裁、特に石油販売に関する制裁が緩和されれば、ロシア側はそれを補填できてしまうと述べた。

ゼレンシキー大統領が記者団とのやり取りの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「2026年、彼らには1000億ドルの赤字があった。それは予測されている赤字だ。しかし、この14〜15日間で、彼らは約100億ドルを稼いだ。つまり、(編集注:中東の)戦争が続けば、彼らはこの赤字を埋めることができてしまうのだ。制裁政策が緩和されれば、ロシアは金を稼いでいくことになる」と発言した。

また同氏は、制裁がなければ、「ロシア人が稼ぐのを阻止するために戦うのは、ウクライナの兵器のみとなる」と指摘した。

同氏はさらに、「ロシア連邦の深部、特に防衛産業や石油部門への回答(編集注:攻撃)は、間違いなく効果を発揮した。私たちは彼らの損失を理解している」と述べつつ、同時にそのような行動だけでは不十分だと付け加えた。

そして同氏は、ロシアに対する制裁体制を継続する必要性について、引き続き西側パートナーたちを説得し続けると述べた。

同氏はその際、「私たちはフランス大統領とそのことについて話し合った。彼らは、一部の欧州の同僚たちやトランプ大統領と同様に、タンカー船団と闘っている。私は彼(トランプ氏)に感謝している。彼が数隻のロシアのタンカーを阻止してくれたことに謝意を伝えた。しかし現在、全てのタンカーが荷卸しできる状態にあり、彼らは金を稼ぐことになるだろう。一方で、フランス大統領や欧州の首脳たちとは、やはりロシア産石油の阻止と没収について話している。だが、そのためには相応の決定と変更が必要だ」と主張した。

写真:ゼレンシキー大統領公開の動画からのスクリーンショット