ロシア軍と契約した外国人は2万8000名以上=ウクライナ情報機関

ウクライナの国防省情報総局は29日、現時点でロシア軍と契約を結んだ外国人は2万8000名以上に上っているとするデータがあると発表した。ウクライナ側は、これら全ての人物の個人情報を把握しているという。

情報総局に所属し、捕虜待遇調整本部の秘書を務めるドミトロー・ウソウ氏がロシア軍に加わった外国人戦闘員に関する報告書の発表の際に報告した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ウソウ氏は、「報告書の作成時、侵略国の軍隊と契約を結んだ外国人は約2万7000名特定されていた。現在は2万8391名という数字が出ており、さらに増加している。これは、個人情報として直接明らかにできている数字だ。つまり、私たちは具体的な氏名、(編集注:その外国人の)個人情報及び国籍を把握している」と述べた。

また同氏は、ロシア軍に加わる外国人の出身国は136か国に上るとしつつ、同時に「これには、約1万4100名に上る北朝鮮の正規軍の参加は含めていない」と述べた。

そして同氏は、ロシアは一度捕らえた者は離さないと述べ、「全ての外国人は契約を結ぶか、軍需産業の企業に動員され、その後は同様に戦争に利用される。ロシアが(編集注:これら外国人を)離さないという点については、3080名という数字に注目したい。これは外国人で、契約を結び、既にその契約が終了したにもかかわらず、ロシア軍を離脱していない者たちの数だ。ロシアは彼らを今後も利用し続けるだろう」と述べた。

同氏はさらに、ロシア国防省が今年、外国籍者と約1万9000件の契約を結ぶ計画だと述べた。その際同氏は、「契約締結の勢いは増す一方だ。今年の計画では、約1万9000名の外国人との契約締結が見込まれている。それがロシア国防省の計画だ」と発言した。

その他同氏は、外国人の捕虜発生についても勢いが増しているとし、「現在、私たちの捕虜には48か国の国民が含まれており、その数は数十名ではなく、数百名に上る」と伝えた。

また同氏は、ロシア軍が契約を結んでいる外国人の出身国には、集団安全保障条約加盟国の他、アフリカや欧州の国々も含まれていると指摘した。

また同氏は、「軍に入らなかった者を軍需産業企業へ再編して投入している。特にインド、エジプト、ネパールの代表者が、戦場で使用される軍事用、技術用、その他の機材の製造にロシアによって関与させられているという、否定的な傾向が見られる」と述べた。

ウソウ氏は、ロシアが外国人に対して「缶切り」という隠語を使用していると指摘し、「つまり、ロシアは彼らを肉弾突撃に利用したり、特定の戦術的方向への突撃に直接投入したりしている。そうすることで、様々な方面の(ウクライナ)防衛戦力の兵力や機材を明らかにしようとしているわけだ」と指摘した。