ウクライナはポクロウシクを維持している=シルシキー宇軍総司令官

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ウクライナ軍のシルシキー総司令官は1日、ロシア軍の激しい攻勢が続くポクロウシクにて、侵入したロシア兵を掃討するための作戦が継続していると報告した。

シルシキー総司令官がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

シルシキー氏は、「再び前線に来ている。現在最も困難なポクロウシク方面にある軍団や軍部隊で活動した。現場の指揮官らから、現状とニーズについての報告を受けた」と伝えた。

また同氏は、ポクロウシク〜ミルノフラード地帯にて、ウクライナの軍人たちは、住宅地への浸透とウクライナ側補給路の遮断を試み続けている、数千人のロシア軍部隊の圧力を食い止めなければならなくなっていると説明した。

同時に同氏は、「しかし、町の包囲や封鎖はない。私たちは兵站を実行するためにあらゆることを行っている」と強調した。

さらに同氏は、ポクロウシクから敵戦力を排除し、掃討するための包括的な作戦が継続していると指摘した。同氏はその際、「主な負担はウクライナ軍の部隊、特に無人機システムの操縦士や強襲部隊の肩にかかっている。また、私の指示を受け、特殊作戦軍、軍法務局、保安庁、国防省情報総局を含むウクライナ防衛戦力の他の部隊の混成グループがポクロウシクで活動している」と伝えた。

同氏は、ポクロウシクにてロシア軍は「クレムリンの独裁者によるウクライナのドンバス地方占領という課題を遂行せんがために、最大の代償を払っている」と形容した。

その他同氏は、「(東部)ドブロピッリャ突出部での領土の解放と掃討を続けている。ポクロウシクは維持している。ミルノフラードも維持している。現在の複雑な条件下においては、部隊間の効果的な連携と、設定された任務の調整された遂行が極めて重要であることを改めて強調する。同地帯の防衛は、追加の部隊、兵器、機材、特に無人システムと無人航空機によって支援されていく」と伝えた。

同氏はその上で、ウクライナ軍人たちに謝意を表明した。