北朝鮮兵は露クルスク州で6000人以上死傷=英国防省
英国防省は、北朝鮮はロシア領クルスク州でのウクライナ軍との戦闘で6000人以上が死傷した可能性が大きいと推定している。
15日、英国防省がXアカウントにて情報機関の情報を元にした報告を公開した。
英国の情報機関のデータによれば、クルスク州に投入された北朝鮮軍人約1万1000人の内死傷したのは半数以上だと指摘されている。オープンソースの報告によれば、北朝鮮はその後ごく限られた追加兵力しか投入していないという。そして、「北朝鮮兵の著しいは、激しい損耗を伴う徒歩の強行襲撃の結果である可能性が高い」と指摘されている。
また、6月4日、ロシアの元国防相のショイグ安全保障会議書記が北朝鮮を訪問し、金正恩総書記と会談したことが喚起されている。ショイグ氏の訪問は3か月以内で2度目。
その際、報告には、「ショイグがロシアのウクライナ侵攻に関する北朝鮮の支援に関して、主要な交渉役を務めている可能性が非常に高い。現在まで北朝鮮の作戦行動はクルスク州に限定されている。もし北朝鮮軍を国際的に認められたウクライナの主権領土内に投入する決定があるなら、それはほぼ確実にプーチン大統領と金正恩総書記の両者による承認が必要となるだろう」と指摘されている。
写真:KCNA